電動工具の使い方

ここ数年の、各メーカーの技術開発により、電動工具はますます便利になってきています。
モノに穴を開けたり、切断したり、削ったり、磨いたり。
全て人力で行っていた電動工具の開発以前に比べると、瞬間的な力も持久的な力も、格段にパワーアップしましたので、より速くより精確により綺麗に、モノを加工することが可能になりました。
そのことによって、作業のスピードは何倍も速くなり、工事や加工のますますのスピード化、効率化が進んでいます。

電動工具を上手に使うことにより、難しい加工や工事も容易になって、利益も増えていきます。
上手に使って、仕事をより効率的に進め、利益を増やしていきましょう。

1.何はなくとも取扱説明書

電動工具を購入されたら、真っ先に取扱説明書を読んで下さい。
遅くとも、使用を始める前に、必ず読んで下さい。
電動工具は、電気と機械の力によって、より強くより速く動きます。
便利な反面、その強さや速さによって、思わぬ怪我を負ってしまったり負わせてしまったりすることがあります。
便利なものは危険度も高いと覚えておいて下さい。
ですので、まず、取扱説明書を読んで、使用方法を確認し、禁止事項をよく頭に入れておいて下さい。
メーカーが言っているのですから、危険事項は絶対に行ってはいけません。
ただでさえ、危険を伴いやすいのが電動工具です。くれぐれも気をつけてください。
以前に同じような電動工具を持っていて、今回購入したものも同じような機種だから取扱説明書は読まなくても大丈夫、と思うこともあるかもしれませんが、機能が変わっていたり、強さや速さが変わっているかもしれませんので、必ず、取扱説明書を読んで下さい。

2.保護具の着用

便利な反面、使用の際の危険度がより増した電動工具ですが、より安全に使用するには、保護具を着用されることをオススメします。 使用する電動工具によって、着用すべき保護具は多少変わってきますが、共通する保護具がいくつかありますので、それらを紹介します。

●ヘルメット
人間の体の中でもっとも大切な場所の一つである、頭を守る保護具です。 電動工具を使用する場合、ほとんどの場面で、切ったり削ったりした切りカス(切り粉)が飛び散ります。 それが頭に当ったら、大怪我をします。また、工事現場では上から不意に何かが落ちてくることがあります。 電動工具を使用する際は、必ずヘルメットをかぶりましょう。

●保護メガネ
頭と同じく、もっと大切な場所の一つである、目を守る保護具です。前にも書いた通り、電動工具を使用する場合、切ったり削ったりした切りカス(切り粉)が飛び散ることがあります。 それらが目に入ると、非常に危険です。ですので、電動工具を使用する際は、必ず保護メガネを着用しましょう。

●手袋
電動工具は、色々な材料に対して、切ったり削ったり穴を開けたりすることが非常に多く、そのため鋭利な刃物を取り付けて使用することが多くあります。 そして当然ですが、それらで手指に触れると、手指を怪我することになります。 ですので、必ず手袋を着用して使用してください。一番良く使用されるのが軍手ですが、ドリル等で穴を開ける際には、使用しないで下さい。 軍手は表面が繊維状のため、非常に巻き込まれやすく、ドリルで指を傷つけてしまう事故が非常に多く起きています。表面が繊維状になっていない保護用の手袋を使用するようにして下さい。

いくつか説明してきましたが、電動工具はその精度や強度によって、非常に便利に使用できる反面、強い強度で動くので、事故を起こしやすい危険な道具とも言えます。
まずは安全を第一に考えて、危険な身に遭わないように、くれぐれも注意して正しく使用して下さい。
文章内で紹介した、ヘルメット、保護メガネ、手袋等も、加藤金物で販売しておりますので、よろしければ、お買い求め下さい。