繰り返しになりますが、建築金物は、その用途の違いによって、非常に細分化されています。
ドアの丁番一つとっても、ドアの重さ、厚さ、形状によっても違いますし、ドアが使用される場所によっても違いますし、ドアの開き方によっても違います。
丁番の歴史は古いですが、その歴史を重ねるたびに、使用するのに便利なように新しい商品が開発されたり、改良がされたりしてきました。
このような開発・改良が、各種の商品で繰り返されるうちに、商品の種類が細分化され、様々な用途に即した建築金物が販売されるようになりました。
建築金物は、その多くが建物のいずれかの箇所に取付けられることによって、初めてその効果を発揮することが出来ます。
ですので、取付けられる箇所に最適な金物を選ぶことが出来るように、材質やサイズの違ったものがいくつか揃えていることがほとんどです。
スチール、アルミ、ステンレス、合成樹脂等、その使用状況によって材質を変えることが必要です。
屋内か屋外か、見た目を気にするのか否か、予算はどうか、肌触りは気にされるのか等、様々な状況に応じた材質の建築金物が用意されています。
また、サイズも、使用する人の状況や、取付けられる箇所の状況に応じた大きさの建築金物が各種サイズ揃えて用意されています。
建築金物は、もちろんデザイン性やカラーリングに関してもお客様の選択の巾を広げてより選びやすいように開発されていますが、
それ以上に使用されるお客様の使い勝手や利便性を重視した商品が開発されています。
当たり前のことですが、いくら見た目が綺麗でお洒落であっても、使い勝手が悪いようでは建築金物としての用をなさないからです。
まずは機能性ありき、です。機能性を確保した後に、デザイン性です。
ですので、形がイマイチだなぁ、と思われる商品があるかもしれません。
名称も、もっとお洒落にすればいいのに、と思われる商品があるかもしれません。
しかし、それは、機能性を最優先した結果ですので、できれば機能性を優先して商品を選んでいただければと思います。